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2008年10月30日 (木)

隠れ家のようなそば屋

「隠れ家のような…」という表現で、都内のお店が紹介されている場合、ちょっと路地に入ったとこだったり、住宅街にあったりで、見つけられないということは無い場合が多いのですが、先日撮影の帰りに寄ったそば屋は、まさしく「隠れ家」というお店でした。
雑誌などで、何度か紹介されていたので得意先の近所ということもあり、一度はいってみようと思っていたのですが、まず場所が解らない。普通そば屋といえば、植木なんかおいてあって、メニューケースがあり、出前の自転車があったり…、さすがにこだわりのそば屋なのでそれは無いかもしれないけど、看板ぐらいは出ているかと思いきや、あるはずの場所に無い。こんなことが続き、存在は気になっていたけど場所が分からない幻の店という状態が一年程続いていたのですが、一ヶ月程前に、ふと思い出しそれこそ落としたコンタクトを探すように丹念に探してみたら、ついに発見しました。
そこは、ぶひがやっと通れる程の狭い路地を5mほど入った古びた民家のをそのままお店にしたところでした。夜になると入り口に電気がともり少しお店らしくなるのですが、ぶひが捜索をしていた昼には名刺程の店名を書いた紙しか無く、まさかこの奥にお店があるとは誰も思わないでしょう。それにこんな路地をうろうろしていたら、こそ泥か不審者として職質されてもおかしくないです。
営業時間とぶひが行く時間があわなかったりで、発見してからしばらくいくことが無かったのですが、撮影の帰り手伝いにきた嫁さんにせがまれて、眠い目をこすりながら予約も無しでいくと、まだ少し早かったせいか1時間程ならオッケーとのことで、奥のテーブル席に着きました。
そばのメニューは盛りと、二種盛りの2種だけ。「おう、そのぐらい自信があるということだな、よ〜し、まずかったらただじゃおかね〜ぞ。」と、そば喰いの血が騒ぎます。嫁さんは、そば屋で一杯が大好きなので、日本酒に、おからやらわさび漬けなどを肴に頼みご機嫌です。
古民家でそば屋というと、ジャズなんか流れていそうですが、なんだか国籍不明の音楽流れていて、そこにそばを打つ音が聞こえ、ほぼ徹夜で撮影で一日緊張していたぶひの魂は、つい天国に吸い込まれそうになること数度ならず。そういえば、この店の名は「眠庵」だったな〜と薄れていく意識のなかで、思い出したころ出てきた、二種盛りの一枚目は「山形産そば粉10割」。ちょっと水回しが甘いかな〜なんて偉そうにつぶやいたもの、引きぐるみの香り高いそばは、ぶひの早食いではあっという間。こだわりのそば屋は、どうしてこう盛りが少ないんだろうね〜。二枚目は、「徳島産そば粉10割」おっ、こっちのほうが、ぶひ好みかな。新そばらしく緑がかったそばは、のどごしよく、やはり数口でなくなってしまうのでした。

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